「最近の若者はすぐ仕事を辞める」って本当?
これは嘘。
「最近の若者の3年以内の離職率は約3割。根性がないから、すぐ仕事を辞める。」
これは全くの嘘である。
どこが嘘かと言うと「最近の若者の離職率が約3割」という箇所だ。
若者の離職率は30年以上前(バブル期)から約3割である。
以下に厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」に記載されているグラフのURLを貼っておく。
『学歴別就職後3年以内離職率の推移』
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000369541.pdf
見て頂くと分かるが、大卒の離職率はバブル期の昭和62年〜平成2年ですら3割近い。25%を下回ったのはバブル崩壊後の3年間(平成3〜5年)のみだ。
離職率が3割近い事を根拠に「若者は根性がない」という結論を出すのであれば、若者はバブルの頃からずっと根性なしである。