安酒一杯

「常識で考えろ!」「普通に考えたら分かるだろ!」子供の時に怒られた。でも、「常識」ってなに?「普通」って?大人になってから考えてみた。

やりたいことの見つけ方

「やりたいことが無い。」

進学や就職、転職の時期になるとこんな事を思わないだろうか?

私は3つの時期の全てでそう思った。

やりたい事ってどうやったら見つかるのだろうか?

結論を言うと、色んなことを知って、やってみて、打ち込んでいく中で見つかるのだと思う。

「やりたいことを見つける。」とは言い換えると「好き」を見つける事だと思う。でも好きか嫌いかは知らないと判断出来ない。知った後に、好きかどうか判断する。

つまり、好きなものは知っているものの中からしか探せない。知らなければ「好き」を見つけられない。

例えば「漫画はつまらない。なぜなら勧善懲悪で現実味が無いし、主人公が輝いていて感情移入出来ない。」という人がいたとする。ジャンプしか読んでなかったらそうなるかもしれない。けど、色んな漫画を読んでいればそればかりではない事が分かる。

「好き」を見つけるには「知る」をしなければならない。

また、この「やりたいことが見つからない。」と悩んでいる時期は同時に「自分に向いている事が知りたい」とも思っているのではないだろうか?仕事を選ぶ時に抱きがちな悩みの為、自分の適性を探しているからである。

この「向いているかどうか?」はやってみないと分からない。

「向いているか?」は言い換えると得意か苦手かだ。今までの経験から「恐らく得意(苦手)だろう」と推測はできる。

例えば、私はサッカーが苦手だ。足でボールをコントロールできない。だから恐らくセパタクローも苦手だろう。

でも実際にやってみないと苦手かは分からない。足でボールをコントロールするのが苦手というのも単なる練習不足、経験不足なだけかもしれない。

物凄く一生懸命やれば、向き不向きも見えてくる。

例えば、サッカーの一流選手は自分が向いているのがFWかDFか分かってくる。そして、それがなぜ得意なのかも。

しかし、そんなプロであれ適性を見抜けない時もある。世界的な超名門クラブの選手でさえ、コンバート後に才能を開花させた人もいる。

向いているかどうかはやってみないと分からない。

まとめると、やりたいことを見つけるには、まず「知ること」と次に「やってみること」、最後に「打ち込むこと」の3つをしなければならない。これをしないとやりたいことや向いていることを見つけるのは困難だ。

だからと言って転職を繰り返すのはリスクがあるという意見は分かる。そうであれば、仕事でなくて良いから、色んな事を知って、その中で面白そうな事をやって、打ち込んでみるのが、やりたいことを見つける上で重要なのではないだろうか。